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『温泉へ行こう』
「ヒル魔、ここ貸切風呂があるってよ」
案内板を指差しながらムサシが言う。さっき入ったのは大浴場だ。ふたり以外にも何人か泊り客がいた。
「……で?」
「のぞいてみねーか?」
見るだけなら、と思ったのか、ヒル魔はムサシと一緒についてきた。
階段を下りたり、廊下をあるいたり。
「どっちだよ!」
とヒル魔がキレるような看板も途中にあったが、なんとか貸切風呂までたどりついた。
「へえ。3つもある」
「どれも空き、か。ま、平日だからな」
ドアのところに、内側から「空き」か「使用中」かを選ぶことのできるプレートがある。
「なんか便所みてーだな」
ドアをあけて中をのぞきこむ。
小さいながらも温泉旅館の風呂なので、家庭用の風呂よりは大分広いし、脱衣所には扇風機やら冷水機やら、それなりにいろいろ整ってはいた。
「こーいうところって誰が使うんだ?」
「そりゃー、カップルとか、じゃね?」
生理期間中の女性にもありがたい設備なのだが、さしものヒル魔でもさすがにそこまでは頭が回らない。
脱衣所のむこう、浴室をのぞくと、やはり小さいながらも岩風呂になっていた。
「けっこうイイかもな、ここ」
ムサシがつぶやく。
「そうかあ? 大浴場のがよくねえ? 貧乏性だな、お前」
そう言うヒル魔の背後で施錠する音が響いた。
「……入るのかよ」
浴室のドアに手をかけたままヒル魔がつぶやく。
「一回ぐらいいいだろう」
ムサシはにやりと笑った。
もっと小さかった頃ならともかく、この歳になって、同性の股間をしげしげと見ることなどめったになく。
とはいえ、どちらが大きいとか小さいとか、もうムケているとかいないとか、はやはり気になるのでチラチラとさぐりをいれたりはしていたが。
ヒル魔のソコは、きゃしゃな体つきと同様、まだ未発達で。つまりは、仮性包茎だった。
「まだ、なんだな。お前」
ぽろっと出た。
「……言っておくが、歳相応だぞ、俺のは。テメーみてーにずるムケのほうがおかしい」
低い声でヒル魔が唸る。
「そう……なのか」
「それに。ホーケーホーケー騒ぐのは日本人だけだ。アメリカじゃいい歳したおっさんだって皮被ってんの珍しくねーし。別に気にしてねーし。清潔にしてりゃ被ってたって問題ねー」
「……」
そんな力説されても……と思うが、口には出さず。
「じゃあ、お前清潔にしてるんだな」
「今まで気がつかなかったのかよ」
ヒル魔が思い切り睨みあげてくるのへ、あわてて首を横に振る。
気がつかなかったというより、そこに考えが及ばなかったというのが正しい。
「お前、やっぱりここも色白いんだな。」
ヒル魔自身も、まだ白く、先端はわずかにピンク色をしている。おそらく自分で触ることもほとんどないのだろう。
表情をうかがえば、視線をそらせて口をひきむすんでいる。照れ隠しだ、とわかる。
そのまま視線を首筋から鎖骨、胸から腰へとすべらせる。それから、細くて長い脚へ。
見れば見るほど、自分とは違う。
「だから、いつまで見てんだよ」
照ればかりでなく、今度は本気でイラついた声が聞こえた。
ムサシとしては、ものめずらしさもあって、できればもう少し見ていたかったが。
「さっさと風呂入るぞ」
ヒル魔はざばざばと湯をかけはじめた。
湯船に手をつっこんだヒル魔が、ん? と声をあげる。
「どうした?」
「なんかヌルヌルしてる」
言われてムサシもかきまわしてみる。なるほど、いわれてみればからみついてくる感触がある。
「天然温泉だからだろ」
「……あー、ここに効能が書いてある。腰痛、冷え性、貧血、内臓疾患……どれもあてはまらねーな」
その声に振り返れば、ヒル魔はさっさと湯につかっていた。
「おい、俺も入れろよ」
長々と身体を伸ばしているらしいところへ、足をつっこむ。
「イテッ、踏むな、糞ジジイ!」
バシャバシャと湯を蹴立てて、足がとんでくるが、ゆうゆうとムサシは湯船へ身体を沈めた。
ヒル魔は不承不承足を縮めた。膝小僧がのぞいている。
「やっぱ風呂はいいな」
ムサシは湯船から両腕をたらして、天井をあおいだ。我ながら年寄りくさい思うが、ヒル魔はせせら笑っただけでツッコまなかった。
ムサシは手を伸ばしてヒル魔の腕をつかむと、ひきよせた。
浮力があるので、簡単に引き寄せられる。
ヒル魔はムサシの上へ覆い被さるように、湯の中で腹ばいになった。
「ここは、こういうことをするためのモンだろ?」
ムサシはそう言いながら、ヒル魔の身体を抱きしめ、口付ける。湯がぬめっているので、互いの肌がこすれあう感触がふだんと違う。
「やっぱりこうなるんだな……」
唇を離すと、ヒル魔が小さくため息をついてそうつぶやいた。
やりたいさかりなのだから、仕方が無い。ヒル魔もそうそうは違わないはずだが、とムサシは内心で首を傾げたが、この状況ではそれはどうでもよかった。
ふだんならひっかかりもあるのだが、今はぬるぬるとこすれる感触があるだけ。
「……なんか、うなぎになった気分だな」
ヒル魔が複雑な表情でつぶやいた。
「ああ、そういやそうだな……」
なんとも色気の無い感想だ。
それでも足をからませながらキスをしていると、お互いのそこが反応してくるのがわかった。
下半身に手を伸ばす。
ふとももをなぜあげると、ヒル魔がかすかに身体をこわばらせた。
尻をつかむ。もっとも、ヌルヌルすべるので、しっかりとつかむ事はできない。男のものでは楽しめないだろうと思ったが、力が入っていないからか、小ぶりながらもそれなりに感触は悪くない。
太ももの隙間から、前へ手を伸ばす。ふたつの果実を指で転がすと、ヒル魔の身体がはねた。
ヒル魔はムサシの肩にしがみつくようにして、顔を首筋へ埋めている。
「ヒル魔」
顔をあげて、ムサシを見る。その目は、すでに情欲に濡れていた。
「この体勢だと、お前が動くしかないな」
笑いながら言えば、一寸、ムッとした表情を浮かべたが、たいしてためらいもせずに、互いのそれを密着させて、身体をゆすりはじめた。
だが、浮力があるのとすべりのいいのがかえってアダになって、直接こすりあわせるより、だいぶ感触がソフトだ。
「ん……」
ヒル魔がもどかしげにあえぐ。
ムサシは上半身をおこしてヒル魔の腰をとらえると、湯船のフチに腰掛けさせた。
「ムサシ?」
ムサシのすぐ目の前で、ヒル魔のそれ起ち上がったまま震えている。
ムサシは、自分の太い指をそれにからめた。
ぐ、と下へしごくと、皮がひっぱられて、亀頭から括れの部分まで顔を出す。
自分もむかしはこうだったはずだが、いじることを覚えてから少しして、きれいにムケてしまった。
剥き出しになったそこへ指を伸ばすと、ヒル魔が身体をこわばらせるのがわかった。
「大丈夫だ、そっとするから……」
先端から円を描くように指を滑らせると、ヒル魔は両手をタイルへついて、身体をのけぞらせた。
「自分じゃここは触らないだろう?」
普段、隠れている部分だけにとても敏感だ。濡れていなければ痛みさえ感じるほどだろう。
だから、あえてむいてまで触りたいと思わないはずだ。
ムサシはヌルヌルした湯を掌にすくうと、ヒル魔のそこへかぶせるようにして、撫ぜた。
「あっ、あ!」
のけぞったまま、ヒル魔が叫ぶ。びくっ、と脚が跳ね上がった。
剥き出しになったところを撫ぜつづけていると、ヒル魔は身もだえながら「もう、ヤメ……」と訴えてきた。
「なんでだ? 気持ちいいだろう?」
「ダメ、だ……強すぎ……っ」
ピクッ、ピクッと身体が震える。
「そうか」
ムサシが手を離すと、ほっとしたようにヒル魔の身体から力が抜けた。
ムサシは半身をひねってシャワーをつかみ寄せる。コックをひねって湯を出すと、ヒル魔に浴びせかけた。
十分空調は効いているとはいえ、多少身体が冷えたのだろう、ヒル魔は気持ちよさそうにシャワーを浴びせられるままになっている。
目をとじてうっとりとした表情を浮かべるヒル魔を見るうちに、またいたずら心が湧いた。
ふたたびヒル魔のそこを剥き出しにすると、シャワーの湯をあてがった。
「ああっ?!」
ヒル魔が驚いたように叫ぶ。
「あっ、あっ、あ!」
ヒル魔の意志を無視した、痙攣じみた体の動き。
シャワーヘッドを上下左右に動かしたり、回転させたりすると、その度にヒル魔の身体がおもしろいようにはねあがった。
「うっ、あっ、やっ、やだっ、いや、だ……って、ムサシ!」
ヒル魔が震える手をのばして、やっとのことでシャワーヘッドを振り払う。
涙目でにらみつけてくるヒル魔が可愛くて、失笑しながら謝る。
こんどはシャワーを、先端ではなく、幹の部分にかけてやった。
ヒル魔が恍惚とした表情を浮かべる。
「これは? ヒル魔」
「ん……」
うっすらと眉根をよせてつぶやく。
そうしながら、しごいてやると、ヒル魔の口が開いてかすかに喘ぎ声が漏れた。
ムサシは生唾を飲み込む。
やっぱり、もっと声が聞きたい。
……さすがに本気で嫌がるかな。
そう思ったが、ムサシはみたびヒル魔の先端をむき出すと、口に含んだ。
「あ……っ」
ヒル魔が声をあげるが、残念ながらこの体勢ではどんな顔をしているか見ることはできない。
口におさまっていない部分にシャワーをあてながら、舌先で刺激を与える。
「あっ、あん、あっ……!」
ヒル魔の声が頭上から降ってきた。おもわず内心で会心の笑みを浮かべる。
強弱をつけながら舌を使う。ヒル魔がせっぱつまった声をあげた。
「あっ、あっ、あ、ああっ?!」
「?!」
ヒル魔自身にも予想外だったのだろう、なんの警告も無く、いきなり吹き出した。
ヒル魔はムサシの頭を両手で抱え込むようにして、震えている。
ぎゅう、と抱きしめられた格好では、このまま飲んでやるしかない。
「あ……っ、あ……っ」
耳元で小さく喘ぎつづける声が聞こえた。
やがて、ずるり、と弛緩した身体がムサシにしなだれかかってきた。
それを湯船の中へ引きずり込む。
そうしておいて、ふたたび水中でヒル魔のものをつかんだ。
ヒル魔が目を見開いてムサシを見る。それを見つめ返しながら、おもての皮を指でまくりあげた。
「待てよ! 今、イッたばっかで……」
そう。ただでさえ敏感なところが、射精直後でさらに感じやすくなっている状態。
ばしゃ、と湯をはねあげて後ずさろうとするが、そこまで広い湯船ではない。
「……ああっ」
ちょっと先端に触れただけで、ヒル魔は、びくっ、と大きく身体を震わせて高い声で啼いた。
ややにごった湯ごしに、自分の手がヒル魔自身をもてあそんでいるのが見える。
「んっ……あ、うっ……」
ヒル魔のそこは、ふたたび立ち上がっている。
俺のも触ってほしいが……それどころじゃなさそうだな。
声をしぼり、身悶えるヒル魔を見ながら、そう思う。
ムサシのそこは、ずっとほおっておかれたまま。けれど興奮しきった内心を映すようにパンパンに張り詰めている。
ムサシはヒル魔の先端と自分の先端がちょうど触れ合うように握りこんだ。
「あ……あ?!」
思いがけない感覚に、ヒル魔が叫ぶ。
そうしておいて、結合がはずれない程度に手を前後に動かしはじめる。
「あ……ヤダ……っ」
ヒル魔が大きくのけぞった。あわてて、後ろに倒れないよう、腕を掴む。
お互いの亀頭部分ぐらいまでしか愛撫できないが、もっとも敏感な先端が常に刺激されているので、十分だった。
尿道口にヒル魔の先走りを感じる。ヒル魔もそうだろう。
「ひ……あっ、ああ……っ。こんな……あっ、ああ、あ……スゴ、い……っ」
ぶるぶると震えながらヒル魔があえぐ。
きつく目を閉じ、きゅう、と眉根を寄せている。その唇から、舌がのぞいた。唇が唾液で濡れている。
「イイか? ヒル魔」
「あ、駄目っ、……は、あっ……すごい……っ、あ……も……っ」
ヒル魔が我を忘れたように頭を振るたび、しぶきが飛んでくる。
「俺も、イイ……」
息を乱しながら、ささやく。
ふいに、ヒル魔が大きく震え出した。
「ああっ、もう……もう、ダメだっ」
それを聞いて、ムサシはやや焦る。湯船の中はさすがにまずい。ざっと桶で湯をすくって床をぬらすと、ヒル魔の身体をひっぱりあげ、自らも湯船からあがる。腰が砕けたようにしゃがみこむヒル魔の上に覆い被さるとふたたび先端同士をあわせて、手の動きを速くする。
「ああっ、あああっ」
ヒル魔がひときわ大きな声をあげながらムサシにしがみつく。
「あっ、あっ、あっ、ムサシ、ムサシっ、早くっ」
ガクッ、ガクッ、とヒル魔の腰がゆれている。
「く……うぅ……ヒル魔」
「あ、も……っ、我慢、できな……っ、早……も、駄目……駄目っ、あ、は、イク……っ」
ここぞとばかり、ムサシは手を動かした。
「あ、あっ、ああっ、イク、イクぅ……うぅ……っ!」
ガクガクとヒル魔の身体が痙攣し、先端から勢いよく吹き出す感覚があった。ムサシの手の中にはとうていおさまりきらない。
ヒル魔は嬌声を上げながら、なんども腰を突き上げた。
また、自らの中に逆流してくるそれを感じて、ムサシも低く唸りながら達していた。
下半身が蕩けるような快感が脊椎を駆け上っていく。互いの吐き出した大量の液体が、ムサシの掌からこぼれて滴っていた。
「……で、なにが1回だって?」
ぐったりとふとんに身体を横たえて、ヒル魔がつぶやいた。
湯あたりしたのと、かつて味わったことの無かった強い快感ために、ほとんど気を失っているヒル魔をかかえて、やっと部屋まで戻ってきたのだ。額に濡れタオルを乗せている。もちろん用意したのはムサシだ。
ちなみに、ほかの者はまだ旅館にもどってきていない。ストリップのあと、カラオケにでも流れたのかもしれない。
「いや、もう今日はいいよな……」
冷水の入ったコップをもったまま、ムサシは応える。
抱き起こすようにしてコップを口元へ持っていくと、ヒル魔はムサシの手からそれをうばいとって、一気に飲みほした。
「だいたい! なんでテメーは平気なんだよ。それが気にくわねー!」
のどが潤ったためか、一気に言い放つが、そのせいでまた頭に血が上ったのか、ばたん、とひっくりかえった。
ムサシは八の字に眉根をよせて、頬のあたりをかく。
「なんでって言われてもなぁ」
さも困ったようにつぶやいたが、次にニヤリと口角をあげて
「そりゃー……お前がムケてないせいじゃないか?」
言い終える前に、枕が飛んできた。
了
中坊の、カ……カワイイ……ムサヒル……;
こんな性描写アリアリの代物をフリーにしていいものだろうか……。
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